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コレステロールと肉類の食べ物と食事

2014年12月04日

タンパク質プロテイン

「コレステロールを下げるサプリメントを紹介してください」というご質問をいただくことがあります。

コレステロールだけに限ったことではありませんが、サプリメントはあくまでも食事で補いきれない栄養素の補助的な働きでしかありません。

まずは日頃の食事で見直しをすることがおすすめです。

その上でサプリメント本来の意味でもある補う役割で活用いただくことをおすすめするようにしています。

 

肉とコレステロール

コレステロールは一般的に食事の際に肉を食べる機会が増えるほどに高くなるというイメージがあるのではないでしょうか。

特に脂身の摂取量が増えてくるとコレステロールへの影響も高まってくるという説があります。

近年アメリカで発表された報告では肉を食べる習慣が無いベジタリアンや厳格なビーガンといわれる菜食主義の人たちでもコレステロール値が高い人が存在していることが議論の人気になることがあります。

調査の結果では食事で肉を食べていない場合でも小麦粉に含まれるグルテンや加工食品の摂取量が多い食事でもコレステロール値が高くなっている例が紹介されていました。

例に出てきていたのはインドからアメリカに移った若い女性でしたが、インドでは肉食を避けてきたもののアメリカに移住してからは母国の食事とは大きく異なるために食事の内容の変化で数値が上がっていることも懸念点として挙げられていました。

 

肉食とがんの報告

アメリカのボストン大学の調査でRed Meat Intake & Colon Cancerというタイトルの肉食とがんについての報告があります。

コレステロール値と直接関係のないようにも思えますが、その報告では毎日肉を食べるひとは全く食べない人に比べて大腸がんになる確率は2.5倍になると報告しています。

一週間に一回との比較でも同がんになる確率は2倍に上がるのだそうです。

 

食生活と肉と健康食

がん治療にあたる専門の先生方の中には治療の期間中は肉類や塩に代表されるナトリウムを制限するようおすすめされる先生もいらっしゃいます。

長寿食として近年注目を集めている地中海食の食品ピラミッドを観る限りでは、肉類は全体の5%程度で理想では一ヶ月に数回と発表された経緯があります。

他の報告では体重1キロに対して10g程度の肉が適切な摂取量とも報告されています。

がんに限らずいえることと思いますが、私たちの健康は日頃の食事が35%程度は影響をするとハーバード大学が行った調査では報告されています。

逆にいうとしっかり食事で栄養素を確保することで、病気になる可能性は35%程度は下げることができるということにもなります。

 

コレステロールを遠ざけるおすすめの食事

かといって肉類をまったく食べないという食事を実践することはとても大変なことですし、栄養素のバランスや確保の点からも容易ではありません。

コレステロールだけに関わらず言えることですが、時間的な猶予があるようでしたら、何と言っても肉についている脂を食べる量をまずは減らしてみることから考えてみることはおすすめです。

おすすめは肉は毎日食べる必要がある食材でもありませんので、回数を上手に減らすことや、難しい場合でも一回の食事で食べる肉の量を減らすことがおすすめです。

また健康な身体には油も必要ですので、スムーズな体内のためにも同じ動物性の油であれば魚に含まれるDHAEPAをはじめとするオメガ酸を食事に取り入れることで肉の摂取を少し抑えることもおすすめといえます。

コレステロールとも関係する生の野菜や果物を食事の最初に多く食べることも余分な脂を控えるきっかけになったり、脂を出しやすい身体の基礎になることでもおすすめです。

 

コレステロールとサプリメント

上記の食事を実践した上で食事では補いきれない栄養素をサプリメントで摂取することを検討されることがおすすめですが、コレステロールはあくまでも全体の中の1つでしかありませんので、コレステロールだけに焦点を当てるよりも身体全体として観てみることがおすすめです。

例えば身体に必要な油にしても補えていない場合は食事を見直して、魚に含まれるオメガ酸も良い栄養素ですし、体内の油のバランスが崩れやすい現代の食事では身体にとっては必要な油といえます。

また栄養素の土台になる野菜や果物を十分に食事の最初に食べてみてください。

新鮮な野菜や果物に含まれる微量栄養素のビタミンやミネラル、食物繊維や食物酵素、海藻類やきのこ類、ファイトケミカルでも知られるポリフェノールやフラボノイドなども健康な身体には必要でおすすめの栄養素といえますのでバランスを考えながら栄養素を整えていかれてはいかがでしょうか。

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