お腹や胃腸の張りや腸内環境の改善におすすめの食べ物や方法
お腹又は胃腸が張っている状態が続いたり、腸内環境の改善を目指したい場合におすすめの食べ物や方法があります。
人によって腸内フローラも生活環境も違うためにヒントになればと思います。
お腹や胃腸の張りが意味すること:
食事を食べた後にお腹、胃、腸などに張りを感じることが続く場合、放置したり簡単に考えずに身体と真剣に向き合ってみることをおすすめします。
特に野菜や果物を生で食べた場合に豊富に含まれる食物繊維や食物酵素が足りずに張っている場合だけではなく、食べ物が胃腸内で消化や吸収ができずにいることも考えられるからです。
食べてからすぐにお腹に張りを感じる場合もあれば、食後しばらくしてから張ることもありますが、多くの場合は食べた食べ物によって張りの具合が違っていることに気づきます。
「全ての病気は腸内からはじまる」という言葉を残したヒポクラテスは今も多くの現場で専門家によって語られるのにはそれなりの意味があるように思えます。
胃腸やお腹の張りの原因とそれからの発展:
時にはお腹が張ることは誰しも経験することですが、毎日のように張っていたり、長年続いている場合は、その原因を疑う必要があります。
胃腸やお腹の張りの原因はさまざまかと思いますが、代表的に報告されるものの中には、腸の壁が緩んでいろいろな物質が腸内で消化されずに漏れて血液に流れるいわゆる腸管漏れのリーキーガットシンドローム(LGS)、自己免疫疾患、慢性疲労や副腎疲労、甲状腺機能低下症なども含めて報告されています。
私たちの身体は十人十色で個々によって異なるためになかなかわかりにくいといえますが、一般的に共通する症状もありますので、ご紹介したいと思います。
共通する症状例:
そのような場合にいくつか共通して身体に表れる症状のようなものがあり、代表例として下記のようなことが考えられるのではないでしょうか。
一般的に弱いところに出るとも報告されるためにヒントとしてみてください。
・倦怠感 ・食物アレルギー、チリボコリのダストやカビに反応
・朝や午後から眠く、寝ても疲れがとれない
・エネルギーやバイタリティがなかなか沸かなかったり、落ちやすい ・感情にブレが出やすかったり、落ち込みやすい、ハイパーテンションが続く
・集中力や記憶力が落ちやすい
・肌が乾燥しやすかったり、荒れやすい
・平熱が36.5度を下回る低体温
・夜に寝付きが悪かったり、夜中に起きたりする
・便秘や下痢気味のことが多い
・臭いや香りに敏感になった
・体調を崩しやすい
・花粉症や鼻炎などがひどい
・外食をした後は身体が大変 など
おすすめされる方法:
お腹や胃腸の張りが続く場合に対応をしたいと考えた時に一般的におすすめされる方法があります。
わたしたちは年齢や住む場所、生活環境や生活習慣、遺伝や家系、土地、男女、人種、考え方、ストレス度などで個々によって全ての人が違うものの、改善をしていく場合には、似たような経路をたどることも多く、一般的に結果が出やすいのは下記の順番ともいわれます。
- まずはどのような食べ物やモノに反応するかを感じてみる
与えられた私たちの身体は身体と良く向き合うとヒントを教えてくれていることが多いことに気づきます。 赤ちゃんが食べ物を手で触ったり、香りをかいだり、口に近づけたり、口に入れてみたりするのは、そうすることで直感が働いているともいわれます。
- アレルギー反応やお腹、胃腸の張りにつながっているものを取り除く。
多くの人によって近年は人種や住む場所などや年齢に関わらず増えているのが、小麦や乳製品をはじめとする一般的にアレルギー反応がしやすいと考えられている食品です。
そのために最初に小麦粉を含む食べ物に数週間の期間だけでも食べないようにしてみるだけでも身体に変化が現れる場合も少なくないようです。
その次に乳製品や豆類等順次行なってみたり、お腹や胃腸が張る食べ物やモノゴトをメモしてみることもヒントにつながります。
- 張りの原因になるものがある程度特定できれば、それ以外の身体にとって有益な食べ物やモノ事を選択するようにする。
選択の基準はお腹や胃腸の張り以外にも、トイレに行く時間帯や質、内容でもわかりやすく、トイレ以外でもゲップやガス、口臭などでもわかります。
- 体調が戻れば、また制限をしていた食べ物やモノゴトも戻してみると体調が変わったかどうかがわかります。
何に反応するかは個々によって大きく異なるために、一般的な良し悪しは通用しないことが多いともいわれるために、人によっては特定に時間がかかることも考えられます。
特定を急ぎたい場合はアレルギー検査をすることでその時点の反応物はある程度特定できることも考えられます。
腸内環境改善におすすめや注意される食べ物や順番:
お腹や胃腸に張りが出る場合に限らず、何かのアレルギー、便秘や下痢など腸内環境の改善をしてみたいときに参考となる食べ物と一方で注意したい食べ物や順番もあります。
・まずは小麦粉を含むパン、麺類、その他の加工食品と、乳製品を制限する。
・食べる順番は消化がされやすい食べ物からはじめる。 多くの食べ物でお腹や胃腸の張りを感じる時はスープを取り入れる。
・肉類や大豆たんぱく質は部位で分けてみる。 肉類は肉の種類や部位、脂の有無でも人によって張りが違います。
脂を含む肉類だと張る場合、筋肉の付いた部位は食物繊維も含むために消化に時間がかかることもあります。 その場合は、消化しやすい臓器類、関節周り、骨周り、皮膚、頭など。
・乳酸菌を含む発酵食品は原材料や食べ物の種類、人によっては張る場合もあるものの、張らない場合は積極的に取り入れることがおすすめです。
・デンプンやスターチを豊富に含む片栗粉やコーンスターチ、ジャガイモなどは張りやすいので注意する。
・時と人によっては生野菜や果物でもお腹や胃腸の張りがあるために、その場合は食べ物の種類を選択したり、加熱に頼る。
・たんぱく質と良質な油、乳酸菌を上手に摂取する。 必要に応じてプロバイオティクス、EPAやDHAのフィッシュオイルや亜麻仁油やエゴマ油、ココナッツオイルなどの良質な脂質を摂取する。
その他のサプリメントではビタミンBやビタミンC、ミネラル類を含むマルチビタミンミネラル、酪酸(ラクサン)、消化酵素、グルタミン、乳酸菌プロバイオティクスや乳酸菌のエサになるプレバイオティクス、ギャバ、SAMe(サミー)などの力を上手に取り入れる。
・生活習慣でも睡眠を長くする、しっかり日光浴をする、電磁波を避けるなどできることはたくさんありますので、是非日々の生活で取り入れてみてはいかがでしょうか。
参考にした情報:
マイクロバイオーム・メディスン・サミット ナターシャ・キャンベル・マックブライド医学博士へのインタビュー 2016年3月4日
情報ページ:オメガ3脂肪酸とは?